2011年9月8日木曜日

ハチアワセ 2010.10.21

 仕事場にカレーから何度も携帯に電話がかかってくる。なんだなんだと思って聞いてみると、スズメバチに刺されたので対処法を教えて欲しいとのこと。友達たちと渓流に遊びにいっての帰り道。橋の上にてスズメバチがたくさん飛び交っていて気をつけなきゃ、と思っていた矢先のことだったそうな。幸か不幸か、レギンスを履いていたことと、ハチを振り払ったり潰そうとしなかったので、浅く一回だけ刺されただけで済んだらしい。夜に患部を見てみると、刺されたところは赤く少し腫れ、その周りが、結構大きくこわばった感じになっていたので薬を塗った。アナフィラキシーショックが怖かったらしいのだけど、とりあえず腫れと傷み以外は何ともなかったらしい。刺したのがオオスズメバチじゃなくてよかった。こどもたちじゃなく、同行の中で一番ハチに対して冷静に対処できる(と思われる)カレーが刺されて良かった。いや、良くはないんだけど。
という事件の数日後、冬に備えて家の外回りの窓ふき等をやっていたところ、ハタキをはたいていた手が思わず止まってしまった。軒下の高いところに「あんなところに蜂の巣城」暖かいのにハチたちが全然動かないのは,巣の第1陣出産直後だったから?その日はそっとしておいて、翌朝noomがキンチョール片手に仕方なく急襲した。ハチは薬に弱く、悶えて苦しみながら死んでゆく様が見ていてつらい。ごめんねと謝りつつあとで図鑑で調べたら、こちらはセグロアシナガバチだった。
さらに数日後、仕事で森の中に団体を案内していると、森でせっせと何かをしているおじさん2人発見。なんだろうな茸採りかなと周囲を見て見ると、点々と魚の干物がぶら下がっていた。この辺りでよく見かけるヘボ採り用の仕掛けだ。ヘボ=クロスズメバチの幼虫は美味しいらしいが、まだ食べたことはない。野山を駆け回り巣を探り当てるという、「へぼ採り」は機会があれば是非体験してみたい。
この時期、スズメバチを筆頭にハチの動きが活発になる。それは冬に備えた準備活動でもある。ちなみにハチアワセは蜂合わせではなくて鉢合わせと書くのが正解なのだが、この時期はカレーみたいに出会い頭に刺されることが多いようなので注意したい。

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