2011年9月8日木曜日

ひさびさ八ケ岳 2010.8.24

 本日は沢登りにいく。noomは初めてなのと新調の鮎タビの初使用でもあり,結構ドキドキしていた。出発はとある山小屋のすぐ先、小屋の水源にしている沢に入っていく。気温も高いせいかそんなに水は冷たくない,と感じていたのは足先だけ濡れていたからであって、ももぐらいまで水の中に入っていると急速に冷えていくのを感じ取れる。タビは結構踏ん張りが効いて履いてて安心と思う反面、効かないところはやっぱり滑る。沢は最初から小さな段の連続で、時折小さな滝が現れる。滝を行きたくない時はすぐ横を巻いていけばいいのでこれは安心。苔が多いので、フェルト底で踏みつけるのも少しためらった。沢周辺は八ケ岳らしい黒っぽい岩と赤っぽい岩が多く、ところどころで強く圧力で変形し、板状に亀裂が入ったりそこから崩落している崖もあった。沢の感じとしては、横谷渓谷に雰囲気が似ている。沢に生えている木はなぜかほとんどが細い柳とハンノキで、終盤でようやくモミが現れる。小さな谷で水量もさほど無いのにせいぜい直径20センチほどの木しかないのが不思議で、大きく崩壊があった新しい谷なのかなと思わせた。その割には石の上には苔がよく発達し、所々にトリカブトとアザミが生えて秋らしかった。終始、2~4mくらいの滝ながら、ナメあり、溝あり、しぶき浴びながらの登り有りで恐怖心を抱くこと無く沢のエッセンスを味わえるいい沢だった。最後は30mくらいの滝を高巻いておしまい。
山小屋に戻って振り返ると、阿弥陀岳がよく見えていた。このアングルは…見覚えがある。大学の時、冬にここに来たような来なかったような。記憶はあやふやだなあ。そして小淵沢から30分でここにたどり着けることに改めて気づかされ、こんなに山に近くに住んでいるのに山から遠くなってしまった自分に少し反省した。

0 件のコメント:

コメントを投稿