2011年9月11日日曜日

カワノチカラ

9/9 台風12号は、ここ山梨でも随分な雨をもたらしていた。降った雨はその後、川に注ぎ込んで増水させる。通勤時にいつも通る橋から見たところ、ピーク時で100センチは水位があがったようだった。
その後、ようやく水量が落ち着いて来たので、夏もたびたび遊んだ河原に向かった。
すると、いつもはススキにびっしり覆われた川への道がおかしい。
道が白くて広い。なんと道が川筋になっていたのだった。
しかもススキを川下方向に倒すだけでなく、まわりのニセアカシアも何本も倒れていた。
白いのは大量の砂が運ばれ、残されたから。
いつも車の天井にぶつかるニセアカシアの枝が、腰を屈めてくぐり抜けるくらい随分低い位置にある。
ということはその分土砂が積もったのか、木が傾いたのか?さらにすすむといつもの道は倒木で完全に塞がれたので脇から川岸にでると、
景色が一変している!まだ水は白く濁り、いつも車を止めていたスペースは、無くなっていた。
かろうじてそのすぐ近くにあった中州の柳の位置から、本流が大きく手前に移動したことが読み取れる。
ここはすぐ上流に堰堤があるため、普段は水の流れも穏やかなのにこの状態。
いやむしろ普段穏やかなために、たまっていた砂が岸を広く構成していたということか。
砂の上ならニセアカシアも簡単に倒れる訳だ。
こどもたちも広くなった川の流れに、水の脅威を感じることができただろうか。
なんとなくでもすごいなーということが伝わればいいけど。
いつもと違って10日現在でもまだ川の濁りはとれない。
でも水が減れば、またちがった表情を見せてくれるのだろう。
楽しく、コワい、すごい川の力を知りつつ来年も遊びに行きたい。

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