2011年9月8日木曜日

晴れ、ときどきくぬぎ 2011.5.13

新緑の空から、次々くぬぎが降って来た…。
本日、noomは初参加の親子遠足で、tooと一緒に県立科学館に行った。
館に隣接する遊具広場に子供たちのにぎやかにはしゃぐ声が広がってゆく。
森の奥に続く小径を見かけて、
「こんな道を散歩できたら楽しそうだねえ」とtooがつぶやいた。
超個人的に今日一番のうれしい一言。
「ええ、ええ、どこまでも一緒に行きますとも」
心の中でnoomはうれし涙を流していた。

閑話休題。
昨日までのぐずついた天気から一転し到着時は風が無く、妙に暑く、
じりじりと太陽が照りつけていたが、昼過ぎから、急に風が強くなった。
すると、まわりに生えているクヌギの木々から、若葉が枝ごとどんどん落ちてきた。
その長細い葉の形は吹き流しのように風になびき、風の力をやり過ごしやすくなっているが、
さすがに今日の強い風には今年伸びはじめた茎の部分が耐えられなかったのだろうか。
今年葉を広げはじめたばかりなのでその緑色はやさしい色をしている。

いくつか枝を拾ってよく見ると、いたいた。
クヌギの葉にこれでもかと姿を似せているカギイロスジアオシャク(かな?写真参照)の幼虫を初め、
イモムシ、ハムシ、カメムシ、エトセトラ。
さらに周りをよく見れば、そこかしこに
落下して来た虫をせっせと巣に運ぶアリ達の姿。蜂の姿。
何度となく地面に降り立ち、虫をくちばしにくわえて去ってゆく鳥たちの姿。
tooも虫眼鏡を片手に興味深そうにいろんなものを覗きまわっている。

緑の中を駆け回り、遊ぶ,笑う、転んで泣く…、
元気な幼児たちの姿を見る大人たちの顔はみな笑顔だった。
そして思いがけない出来事は、森にすむ親たちにとっても、
「大漁大漁、今日は楽できるわー」と笑顔だったに違いない。
子育て真っ盛りの新緑の森。たいへんだけど子育ては楽しい。

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