2011年9月8日木曜日

グリーンモンスター 2010.10.8

 秋の七草、クズ。葉っぱは野あそびに、蔓はリースに、根っこは葛粉や葛根湯に、昔から活用されて来た身近な植物。その成長力や花の美しさを買われて、緑化植物や園芸用としてアメリカなどに持ち込まれたものの、雑草化して大繁殖。その威力からグリーンモンスターと呼ばれて久しく、今ではアメリカ南部では見慣れた風景にまでなっているらしい。最近、我が家のまわりではアレチウリがはびこりはじめている。去年までは一面クズだったのに、今年はその上に乗っかるようにアレチウリが茂っている所も目立ってきた。あのクズを差し置いて繁殖するのだからすさまじいと言わざるを得ない。
お隣の長野県では県をあげて駆除に取り組んでいるらしいが、繁殖力が旺盛で、なかなか効果が現れないらしい。千曲川流域もそのひとつ。
ところが先日、新潟に行ったが、飯山あたりから先はアレチウリが目につかなかった(詳しく見ていた訳ではない)。高柳町までいくと、さすがに山間地のためか、10年前と変わらないクズの茂りっぷり。正直ほっとした。冬期の積雪のためなのだろうか?
建物や町並み、住んでる人が少しずつ変わってしまうことはいた仕方ないとしても、見慣れていたはずの風景、木や草がすっかり別のものに変わってしまったら、なんだか寂しい。
アレチウリは「荒れ地にも生えるウリ」というネーミングなんだろうが、「緑色をした荒れ地を作り出すウリ」だとnoomは思っている。一見緑豊かに見えていたとしても、単調すぎる自然環境はもろく、そしてつまらない。

0 件のコメント:

コメントを投稿