2011年8月13日土曜日

ちいさなさんぽみち 2010.8.8

 本日晴れ予報がなぜかくもりにつき家族でおでかけの行き先は急遽変更、一路精進が滝へとむかう。さすがにハイシーズン、こんな山奥なのに結構子連れが来 ていて驚くが、次々追い抜かれていくのは、やはりうちが最年少組だから。そのリホチ、弱冠1歳半にして歩く歩く。割と整備されたほぼ平坦な山道とはいえゴ ロゴロと石もあればゴツゴツした木の根もある。そんな道をとことこすすんでゆく。そして、転ぶ。泣きもせずに起き上がり、小さな手についた湿った枯れ葉を 少し見て、また歩き出す。また転ぶ。そのくりかえし。手の痛さよりも歩くことの方が楽しいんだね。目につくいろんなものが面白くて、noomたちに見せて くれる。急な階段も覚えたばかりの「よいしょ」「よいしょ」という小さなかけ声をかけながら、途中でくじけること無く、自分で登りきっていた。我が子なが らスゲェ。
tooはといえば、道で拾った銃を片手に、もう一つの手には家から持って来た紙皿(意味不明)を持ち、家族の先頭をどんどんすすんでいく。こ こに最初にtooと来た時には、noomが終始おぶっていたのを思い出すと感慨深い。少しひんやりとした湿った森の中はキノコたちが次々顔を出しており、 今回キノコ目を身につけた彼に次々に発見され、ときに踏みつぶされている。川岸にたどり着いたらさっそくすずめのように砂浴びを始めてた。最後には風邪気 味だというのに裸ん坊になってる。我が子ながらアホだ。
滝見台のはるか手前、第一の滝までで引き返した今回のミニ散歩、子供たちの歩く様子がとても楽しく、満足した半日となった。
帰りの道すがらのこと。行きに通りすがった、普段なら気にも止めないような小さな小さな風景たちを、我が子と歩いたおかげでくっきりと覚えていることに驚く。行きに出会ったキノコとすれ違ったとき、カレーといっしょにtooに話しかける。
「キノコをいじめたらだめなんだよ」
「月夜になるとねえ、キノコはぴょんぴょん動くんだよ」
「!」
「こんど、よるにみんなでキノコみにこようね」
「うん,みんなできっと来よう」
森の時間はうれしい。

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