2011年10月30日日曜日

白州桑の木沢探訪

この前、白州の山奥、甲斐駒ケ岳の麓にあたる桑の木沢にでかけた。
この場所は以前家族で途中まで散歩して引き返した場所。

なんと前回たどり着いた橋から渡って徒歩一分くらいに沢への入口が。
しかも今回は橋のたもとに遊歩道の道標が。
(前回は途中の道標がまるでなくて、ほんとに正しく進んでるのかも疑問だった)

5分ほど進むとなぜか立派なあずまやがある。
ここから鉄製の橋を渡りスタートするが
いきなりルートファインディングを求められる。

元からそうなのか、9月の大雨が原因なのか、
基本的に谷は荒れた印象がある。
とはいえ、道中には赤ペンキ や赤いポリひもが必要最小限あるので
どのように進むか迷ったら落ち着いて目印を探すべし。

入口から 30分ぐらいでようやく最初の滝、桑の木滝にたどり着いた。左の崖上に見える大木が 割れた石にしがみつくように生えていている。
巻き道は大木の脇を通るように伸びているとは。

またしばらくで黄門の滝。
ここは脇の鉄の階段を通って滝上に出る。

さらにすすむとヒョウタン滝&三条の滝。小規模ながらおもしろい滝。
ここは滝のすぐそば左岸が鎖で横巻き出来るので慎重に進む。
このあたりから正午近くなのに、谷は陽が差し込まなくなってしまった。

60分ほどでくの字滝 。
この滝の向かって左にある細い滝はきれいだった。この滝は壁が黄色っぽくて
まわりの黄葉に 輝いているように見え、個人的にお気に入り。

今回は単独行だったのでなにより熊に気をつけていたのだが、
(何しろ前回、熊を見かけたし)
途中、前方でどどっと大きな音がした時には本当にどきっとした。
正体は、立派な角の大きな雄鹿。
急坂を駆け上っていった。


そして90分後、終着点の黒戸噴水滝 にようやく到着。
滝自体はスケールもでかくて、来た甲斐があったのだが、
まわりは非常に荒れた印象で、
長居するのはコワくも感じた。
午前中なら陽も差し込んで、また違った印象なんだろうな。

家族で来るにはちょっと難しい。
けれどいつかまた来たい。そんな谷だった。

道中の詳細と写真は近日中に改めて。


注意
この遊歩道は、なんでこんなとこに名前をつけるのかなと疑問に思うくらい
いわゆる「遊歩道」レベルではない。
これを読んで現地を訪れる場合は決して気軽に観光気分で行かないこと。
白州の滝に向かう遊歩道はすべて侮りがたいのだ。


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