小さな子供連れ×複数だと、どうしても足が遠のいていた山登り。
ひさしぶりに、家族で山に出かけよう。
ちいさな山のぼり |
というわけで小一時間かけて一路、登山口の信州峠へ。
峠に到着直前、まさかの衝撃の事実に気づいて真っ青になる。
衝撃の事実に顔はこのような色に |
…ザック忘れた。今回は荷物を一つにまとめたのに、
お弁当が入っているのに、
水筒も着替えも入っているのに、
準備万端整えたのに、
のにのにのに…ザック忘れた!
一時は幻の山行になるかと思われた |
大きく気落ちしたものの、せっかくの気持ちよい晴れの日、
初心貫徹で家まで戻り、心機一転登山開始したのは11時過ぎだった。
初心貫徹で家まで戻り、心機一転登山開始したのは11時過ぎだった。
とはいえ横尾山は片道1.5時間の行程だ。
気を取り直していざ出発 |
最初の30分はゆるい尾根を散策気分ですすんでゆく。
最初30分はこんなかんじ |
空気は透明、
緑のチョウみたい |
まだ出始めたばかりの木々の緑も地面もなにもかも
くっきり明るく光っている、気持ちのよい道。
輝く葉 |
実はリホチ(3歳)は本日が実質登山デビュー。
なんだか興奮してだだだっと先に先にすすんでゆく。
この人は猪突猛進型なのが少しコワい。
とっとこ先に行く |
U4は常にCurryの背中。おとなしくしてると思いきや
いつの間にかかぶせていた帽子が無くなっている。
どこにポイした?
出発から10分経ってないが帽子もない。 |
到着時、なんとなくブルーだったtooも
持参したカウンターでスミレの数をカウントしだしてから
だんだん調子が出て来た。
スミレ調査員 |
今まさにスミレが真っ盛り。
タチツボスミレ? |
道端のいたるところに、ところどころはお花畑に、
tooもあまりの多さに150くらい数えたら音をあげてしまった。
ふみつけるのがかわいそう |
次の30分はかなりの急登だ。
即席ハーブ水 |
道沿いにはスミレの他に初めて見たちいさな白い花。
なんとなく見たことある雰囲気だなと思って
あとで調べたらヒメイチゲだった。
ヒメイチゲ |
さすがにリホチの足が鈍って来たので
青い鳥作戦(おやつを餌に少しづつ高度をかせぐ幼児登山法)で凌ぐ。
そして、カヤトの尾根にひょっこりと出た。
そして、カヤトの尾根にひょっこりと出た。
青い鳥でなく青い星、ハルリンドウ |
少し遠方が霞んで来たものの、360度の見晴らしに満足満足。
瑞牆山の前方を高圧線が横切っている。
瑞牆山の前方を高圧線が横切っている。
その巨大鉄塔の一本が、チカリチカリとちいさく光っているのが印象的だった。
金峰山には少し雪 |
ここでお昼にする。
子供たちがたべるたべる食べる。
子供たちがたべるたべる食べる。
カタツムリのカラはなめないで |
用意したおにぎりやラーメン、バナナなどあっという間に無くなった。
なぜかいくらでも食べているのは、歩いていないはずのU4だ。
一番たべてます |
我が家のごはんが終る頃には、他の登山者たちはすべて下山してしまった。
ここから貸切山行 |
貸切の山を今度はかくれんぼ作戦(行く手に隠れているのを探すことで距離を稼ぐ幼児登山法)でゆく。
全体的にはゆるやかな稜線なのだけど |
道に沿って所々に設置されている標柱に書かれている数字。
頂上ではいったい何番になるのか。
次は何番かな? |
確かめるように歩を進めて山頂着。
あんまり展望がある訳ではないのが残念。
山頂にサクラサク |
下山は電車作戦(ロープで猿回し状態にして安全管理)、
ロープはかまないでください |
物語作戦(お話で退屈な下山路の気を紛らせる)などなどで、
とはいえくじけかける… |
そんなときは手つなぎ作戦中 |
峠に到着したのは17時。
峠のぬらりひょん地蔵 |
お供え物の鉄鉱石? |
日が落ちるのが随分遅くなったのを実感。
リホチは途中くじけかけたものの、歩き通しました。偉い。
次はU4がデビューしてくれると、いろいろ出かけられるのに。
次はU4がデビューしてくれると、いろいろ出かけられるのに。
出発5分後に投げ捨てられた帽子、無事回収 |
小さな山行、小さな一歩だったが
我が家にとっては大きな一歩だ。
次回が楽しみたのしみ。
It's a Small World |
帰り道、近くの根古屋神社の大ケヤキを見に立ち寄ったが、
バオバブの木みたいな圧倒的な2本の欅の迫力に驚いた。
ゆがんでる |
まさにけやけき木だ。
境内にてなぜかU4がおびえた感じで泣き出した。
おびえてる |
彼は何を見ていたんだろう。
かしげてる |
見えてもおかしくない、力のある場所だと思った。
和菓子の型みたいな天井 |
●●●●●だから、世界はおもしろい。●●●●●
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