2012年4月3日火曜日

小さな山と小さな滝散歩 前編

昨日は家族で茅野へお出かけ。
まず向かったのは「山の彫像」を作っている
高田さんの工房見学。
山の彫像
陶土で作られた小さな日本の山たちが並ぶご自宅の小さな工房。
地図や写真、実際に山に登られて作られたというその作品は
地図のように正確では無いけれど、ああ確かにこんな山だったと思わせる
記憶の風景的正確さがあって素晴らしい。



同じ型から作る「槍ヶ岳」を見ても
細かい山ひだは手作業なので一つずつ違っている。
山肌に残る残雪が毎年全く同じにはならないようにもちろん、違っている。
何度も釉薬をかけて仕上げてゆくなかで
樹林帯をもこもこと見えるようにしたり
雪渓にクレバスが走っていたりするように工夫を試みていたり。
大きい作品はさすがに焼成時に思わぬ所にヒビが入ったりして難しいそうだ。
とはいえ「まな板」ぐらいのサイズの作品になると迫力も圧倒的にあがる。

















山は常に変わらずそこにあるけれど、
行くたびに違う表情を見せてくれる
普遍性と多様性
そんな、山の持つ魅力を表現している
非常に面白いコンセプトの作品だと思った。

さてこちらはじっくり見たいのにそんな心を知らず
子供たちはうずうずうずうず
陶芸の工房だけにこちらは気が気で無い。
奥さんには隣のご自宅でこどもたちを見て頂いて大感謝。
そして可愛い黒猫にはごめんなさい。
こどもたちの興味の的にされ、ほとんど常に
毛が逆立ってました。それでも追いかけまわす子供たち…
お騒がせしました。

今回は我が家からも見える「甲斐駒ケ岳」と大いに迷ったものの「北岳」を購入しました。
見えないけど、そこにある大きな存在感。ということで決定。
手のひらにのる日本第2の高峰、
なんだかくすぐったい気持ちになるんです。
パッケージには「雲」もかかっている

Carryも奥さんの作品が気に入り、購入しました。
こちらも素朴な表情がなんともいえません。


今現在は、時間が取れず「山の彫像」を作っていないそうなんですが
今後,また制作活動を復活したいということなので
大いに期待してます。
個人的には「八ケ岳」復活もいいけど(今回売り切れ)
少し大きくても「白峰三山」、そして「甲斐駒ケ岳から鋸岳」が
あったらいいなあ。





だから、世界はおもしろい。


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