2012年4月2日月曜日

難読地名に住んでます つづき

もともと北杜市一帯は北巨摩郡と呼ばれていた。←これも難読地名
古くから御牧(官製の馬の放牧地)があったことからとか
高句麗(こうくり)からの渡来人が多く居住したことからコマという名前がついた等と言われている。

白州町は昭和30年に鳳来村、菅原村、駒城村(推測すれば多分、もともとはコママキ→コマギ)が合併してできた。
が、「はくしゅう」という名は甲斐駒ケ嶽の白い花崗岩と水のイメージを持ってはいるものの
そのとき新しくできた瑞祥地名っぽい。

noomの家のあるあたりはその頃なら鳳来村。これも瑞祥地名。
さらに遡れば現在では字名に残る教来石村。江戸時代にはここに教来石宿があった。
ここも難読地名で教来石と書いて「きょうらいし」と読む。
歴史好きな人だと武田信玄に仕えた馬場美濃守信春の出自がこの辺りであり
もともとの名前が教来石信春だったことと知っていたりする。

ここがなぜ「きょうらいし」なのかと言えば、
我が家の近くに大きな石があるからだという。
その名は「へてこ石」、それがだんだん変化してこんななまえで呼ばれてきたらしい。
ちょっと???だけど。

読みがたくても書きがたくても、
やっぱりnoomは昔から残る地名が好き
それは、その場所そのものの歴史と人との関わりを教えてくれるから。
割り振られた名前でなくて、
関係性のなかで育って来た名前は
他から見ると一見意味不明で謎めいていたりするけど、
場所に対してなじんでいる。
場所に対しての慈しみが感じられる。





だから、世界はおもしろい。

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