2011年12月22日木曜日

冬至南京瓜

昨日は冬至。ここは山梨、なので夕食はほうとうで決まりです。

ところでカボチャと言えば南の瓜と書く。
なぜかと言えばそれはカンボジアが原産地だから。
と子供のから思い込んでいたのですが…
本当は中南米原産が有力らしいです。
つまり大航海時代にコロンブス発見→ポルトガルから
南蛮貿易でカンボジア経由で大分県から日本上陸。
最初に手にしたのは戦国武将の大友宗麟だったそうな。

さらに基本夏から秋の野菜なのに
年末まで日持ちする数少ない野菜、ということもあり
「冬至に食べると病気にならない」と言われてるカボチャ。
しかし考えてみると、
常温保存しかできない時代に保存が1〜2ヶ月とすると
冬至にカボチャを食べられるのは10月中旬から11月くらい迄に
収穫できる地域に限られる。
とすると、国内産地だと北海道・長野・青森あたりのものになる。
(ちなみにカボチャの国内生産量の3分の1は北海道産だそうです。)
「冬至にかぼちゃ」は、江戸時代中期からの風習らしいけど
これは寒冷地方発信の文化だったのかな。
それとも北前船などの物流が発達したことによる
都会(江戸)発の文化だったのだろうか。

ところでカボチャは冬至までは腐らない、とも言われてますが
保存のとき冷やすのがいいのか、常温がより保つのか
かねてから家庭内での積年の疑問でした。
疑問解決↓
★風通しのいい10〜15度前後の場所でまるごと常温保存→1〜2ヶ月
★常温だと種とワタから傷むので、切ったらくりぬいてラップして冷蔵→3〜1週間
ただし、あまり低い温度で保存すると傷みやすくなる。
無傷&温度がポイント。
だから冷え込みが本格的になる(=保管の難しくなる)冬至までに
食べ切ろうという意図もあったのかもね。


栽培簡単、病気に強く、常温で長期保存できて(というより収穫直後はまずい)、
おいしく栄養豊富、といろいろポイント高いカボチャ。
noomはなにより火が通りやすいところが好き。

というわけでおいしくほうとうを食べました。


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