2011年12月4日日曜日

キモノノキホン

先日、南アルプス市の呉服屋さんに出かけた。
着物の着付けを習うためだ。
とはいえ、○○流とかの大げさなものではない。
目標は、普段着としての着物を自分で着れる出来るようになること、だ。

和服をさらりと着こなしたイケメン店長さんから着物の基本のキホン
たたみ方から襦袢の着方、ベーシックな角結び+袴の付け方までを
2時間一対一で、習った。

襦袢替わりにシャツ着用の場合は、丸首の方が良かったり

前から気になっていた着物のカタチ〜襟から伸びた下端の「みみ」部分〜が
実は着用時に胸元を整えるため、指で引っ張るためのタブだったり

帯は我流の着方より、随分腰の下の方で結ぶものだったり

羽織の襟は実は折り返して裏を見せるように着るのが正しい着こなし、とか

袴は腰の部分でひもで帯を作るかのように結ぶ

豆知識として着物の正装ランクとしては
袴>羽織>着物 なわけだが
羽織を着ない状態の着物のドレスコードは
実は家〜ご近所レベル(夏でも)まで
また茶席においては羽織着用は×、
そして袴をつけずにいるのは相当レベル高の人だとか
(まあ、茶席に呼ばれる機会はまず無いが。)


今回わかった着こなしのキモは、
裾の乱れよりは襟元が乱れないように心がけること
そしてそれは帯締めよりも、
実は袖を通して帯を締めるまでの下ごしらえの方が大切。
教えてもらったやり方だと確かに裾が乱れない。
(というかあぐらをかきにくいほどに、なかなか裾が開かない)

そしてなにより着物は着れば着るほどなじむ。布も、人も。

などなど、いろいろ目ウロコな体験ができたのだった。


逆に言えば、
今までの着物姿には相当恥ずかしい部分もあったということ(汗)
とはいえ、基本を押さえつつも
着物はキチンと着「なければならない」ものではなく
やはり、あくまで和式の普段着として気軽に着れるものでありたいなあ。という
思いは強まったのだった。

というわけで
家に帰ってここ数日、帯締めを練習しているが
すでにもう半分忘れてる…。
が、手が覚えるまで繰り返し着るのみ。

「着物乃塩田」
shiota@blue.ocn.ne.jp

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