2011年12月3日土曜日

はんでめためたごっちょでごいす

先日は家族で町のお祭りに行き、初めてサクライザーショーを見た。

サクライザーとは山梨のご当地ヒーロー。
市職員の桜井ケータは「山梨の宝」(今回は名水を生み出す甲斐駒ケ岳)
を守るため(イケメンでないのにもかかわらず)サクライザーに変身、
常人の3倍の力を得て宝を狙う敵と戦ってゆく、というストーリー
「はんで(急いで)・めためた(しばしば)・ごっちょ(手間がかかる)・ごいす(ございます)」とは
甲州弁の特徴的なフレーズをまとめたもので、  
特に意味はないが「手間かけさせやがって!」という雰囲気の

サクライザーの決め台詞。 


子供たちも始まる前からかなりワクワクドキドキ。
ショーではまずは進行の「お姉さん」登場
途中、敵が会場から子供たちを募ったりするのはお約束だが
主人公役の人が地元白州出身ということもあってか
なんだか力も入っていたようで、主人公役だけでなく
悪役含め主要メンバーも多数登場し、テレビ放映の雰囲気そのまま。
怪人たちが出てくれば恐がり、
サクライザーが戦う時にはこどもたちみんなで声援を送る。
最後には「サクライザー体操」を会場みんなで!(笑)

いや、大人も含めて期待以上になかなか楽しめたのだった。

そして終了後はこれもお約束のサクライザーと握手&記念写真
(実は買わなくても握手&写真オーケー。ここが地域振興ヒーローが
親にも好感度の高いヒミツだ)
敵の怪人や美人悪役の邪鬼礼威子様たちとも握手できたのだが、うちの子は避けていた。

…ということで
つい、勢いでDVDを買ってしまった。

家で見てみた。
ちょっと芝居が素人っぽいのはご愛嬌だが
主人公が甲州弁だったり、役場的人物描写なのが個人的にツボ。
さらに毎回県内市町村ロケ&ご当地の宝と
ご当地ヒロインが出るのが郷愁を誘う。(第一話は地元白州町)
戦闘シーンのときは、リホチ中心に自然と
「サクライザーガンバレー、ガンバレー」と声援があがる。
こんな風に素直に応援できる存在、というのが
特に幼児にとってはいいことなのかも知れない。

最近の特撮ものを見ていると、むむむ…と気になる点
戦隊ものだとヒーロー側が銃を集団乱射して敵怪人を蹴散らすのってどうなのよ。
とか
既出の35戦隊のメンバーに変身できる設定で、めまぐるしくヒーロー側が変身しすぎでは
とか
ライダー系だと大人も楽しめるようにするためかストーリー展開が複雑すぎて、
正義と悪がハッキリしなかったり。
とか…
先日偵察に行った、末恐ろしいほどの商品展開のおもちゃ売り場もなかなかの壮観だった。

もっとシンプルなストーリー(+たまにトラウマ話)が
子供にはまずは必要だし、ふさわしいと思うがどうなのだろうか。

と、特撮ヒーロー第一世代は思うのだった。。 あなたとの一期一会に感謝。

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