タンポポを見るとユーミンの歌、ダンデライオンが思い浮かびます。
dandelion はフランス語の dent-de-lion ライオンの歯
タンポポの葉のギザギザ(鋸歯)がライオンのするどい歯を思わせるから、というのが一般的な語源解説なんだけど…
フランスとライオンがなんとなくマッチしないような。
もう少しタンポポとライオンとの関連を私的深読みしてみた。
ガジガジと食べたい?食べられたい? |
こっちむいてガオ〜 |
ロゼット説
「ロゼット」は「バラ状の」という意味で、植物学において「ロゼット」と呼ぶのは、葉が茎を中心に放射状に密生してる場合を言う。
注)ロゼット葉ですがこれはタンポポではありません |
なんだか踏みつけるのは畏れ多い気がしてくる |
そして、ヒョウや、ジャガーなどのいわゆる豹柄模様も「ロゼット」と呼ばれている。どこがライオンとつながるかというと、なんと子ライオンの身体にも、ヒョウよりもはっきりした、ロゼットと呼ばれる褐色の染みがある(成長するにつれ褪せていくが、たいてい脚部や腹部にはかすかに残っている)そうな。ロゼットつながりで言葉も繋がった?
顔を描けばまさにライオン |
しっぽ説
ライオンのオスとメスに共通する非常に特徴的な要素は、尾の先にふさふさとした毛がはえていること。ライオンはネコ科で唯一のふさのある尻尾をもった動物なのだが、その役割はわかっていないらしい。このふさのあるしっぽと、花が終って茎をグインと伸ばすタンポポ(綿毛開く前)の姿を重ねあわせたのでは。
王者の風格のしっぽ |
ライオン はおよそ1万年前の更新世まで、人間に次いで地上で最も広く栄えた哺乳類で、その範囲はアフリカ、西ヨーロッパからインドにかけてのユーラシア、そしてユーコンからペルーまでのアメリカにまで至る。
そんな背景とオスの非常に特徴的な外見、強力さがあいまって動物シンボルとしてもライオンはあらゆる文化のなかでもっとも広まったものの一つでもある。ライオンはラスコー洞窟など後期旧石器時代から描かれているし、スフィンクス、狛犬、シーサー、獅子舞、すべてライオンだ。そんな認知度の高いライオンと、どこにでも見かけてたくましい生命力を誇るタンポポのイメージが結びついた?(かなり苦しい)
ライオンの群れる草原 |
美食説
フランスには食通の街、リヨンがある。ヨーロッパでは昔からタンポポは食べられていたわけだが、
そのサラダかなにかの名前を洒落てつけたのでは。
Lyon風 春の彩りライオンの歯サラダ みたいな。ちなみにLyon市のシンボルアニマルはLion(プジョーのマークに似ている)だが、これは単に綴りが似てるからだそうだ。
…完全に憶測。
Lionのカーニバル |
当たっているのかどうかはともかく
色々あれこれ考えてみるのは
こんな小さなライオンならたとえ噛み付かれても痛くなさそう~とか
群れて尻尾をもちあげているライオンみたい~とか
新たな視点が増えて楽しいね。
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