2012年5月20日日曜日

横尾山 ちいさな山のぼり

小さな子供連れ×複数だと、どうしても足が遠のいていた山登り。
ひさしぶりに、家族で山に出かけよう。
ちいさな山のぼり

というわけで小一時間かけて一路、登山口の信州峠へ。
峠に到着直前、まさかの衝撃の事実に気づいて真っ青になる。
衝撃の事実に顔はこのような色に

…ザック忘れた。今回は荷物を一つにまとめたのに、
お弁当が入っているのに、
水筒も着替えも入っているのに、
準備万端整えたのに、
のにのにのに…ザック忘れた!
一時は幻の山行になるかと思われた
大きく気落ちしたものの、せっかくの気持ちよい晴れの日、
初心貫徹で家まで戻り、心機一転登山開始したのは11時過ぎだった。

とはいえ横尾山は片道1.5時間の行程だ。
気を取り直していざ出発

最初の30分はゆるい尾根を散策気分ですすんでゆく。
最初30分はこんなかんじ

空気は透明、
緑のチョウみたい
まだ出始めたばかりの木々の緑も地面もなにもかも
くっきり明るく光っている、気持ちのよい道。

輝く葉

実はリホチ(3歳)は本日が実質登山デビュー。
なんだか興奮してだだだっと先に先にすすんでゆく。
この人は猪突猛進型なのが少しコワい。
とっとこ先に行く

U4は常にCurryの背中。おとなしくしてると思いきや
いつの間にかかぶせていた帽子が無くなっている。
どこにポイした?
出発から10分経ってないが帽子もない。

到着時、なんとなくブルーだったtooも
持参したカウンターでスミレの数をカウントしだしてから
だんだん調子が出て来た。
スミレ調査員

今まさにスミレが真っ盛り。
タチツボスミレ?
道端のいたるところに、ところどころはお花畑に、
tooもあまりの多さに150くらい数えたら音をあげてしまった。

ふみつけるのがかわいそう

次の30分はかなりの急登だ。
即席ハーブ水

道沿いにはスミレの他に初めて見たちいさな白い花。
なんとなく見たことある雰囲気だなと思って
あとで調べたらヒメイチゲだった。
ヒメイチゲ

さすがにリホチの足が鈍って来たので
青い鳥作戦(おやつを餌に少しづつ高度をかせぐ幼児登山法)で凌ぐ。
そして、カヤトの尾根にひょっこりと出た。
青い鳥でなく青い星、ハルリンドウ
 少し遠方が霞んで来たものの、360度の見晴らしに満足満足。
瑞牆山の前方を高圧線が横切っている。
その巨大鉄塔の一本が、チカリチカリとちいさく光っているのが印象的だった。
金峰山には少し雪
ここでお昼にする。
子供たちがたべるたべる食べる。
カタツムリのカラはなめないで

用意したおにぎりやラーメン、バナナなどあっという間に無くなった。
なぜかいくらでも食べているのは、歩いていないはずのU4だ。
一番たべてます

我が家のごはんが終る頃には、他の登山者たちはすべて下山してしまった。
ここから貸切山行

貸切の山を今度はかくれんぼ作戦(行く手に隠れているのを探すことで距離を稼ぐ幼児登山法)でゆく。
全体的にはなだらかな尾根筋だけど、意外にゴツゴツしている部分もあり。
全体的にはゆるやかな稜線なのだけど

道に沿って所々に設置されている標柱に書かれている数字。
頂上ではいったい何番になるのか。
次は何番かな?
確かめるように歩を進めて山頂着。
 
あんまり展望がある訳ではないのが残念。

山頂にサクラサク

下山は電車作戦(ロープで猿回し状態にして安全管理)、
ロープはかまないでください

物語作戦(お話で退屈な下山路の気を紛らせる)などなどで、
とはいえくじけかける…

そんなときは手つなぎ作戦中
峠に到着したのは17時。
峠のぬらりひょん地蔵

お供え物の鉄鉱石?
日が落ちるのが随分遅くなったのを実感。

リホチは途中くじけかけたものの、歩き通しました。偉い。
次はU4がデビューしてくれると、いろいろ出かけられるのに。
出発5分後に投げ捨てられた帽子、無事回収
小さな山行、小さな一歩だったが
我が家にとっては大きな一歩だ。
次回が楽しみたのしみ。
It's a Small World




帰り道、近くの根古屋神社の大ケヤキを見に立ち寄ったが、
バオバブの木みたいな圧倒的な2本の欅の迫力に驚いた。
ゆがんでる

まさにけやけき木だ。
境内にてなぜかU4がおびえた感じで泣き出した。
おびえてる
彼は何を見ていたんだろう。
かしげてる
見えてもおかしくない、力のある場所だと思った。
和菓子の型みたいな天井














●●●●●だから、世界はおもしろい。●●●●● 
↓よかったらクリックしてね。 にほんブログ村 アウトドアブログ 野遊び・森遊びへ

0 件のコメント:

コメントを投稿